奴隷商人が消えた日 | スパムメール対策室 

奴隷商人が消えた日

奴隷商人から、書き込まれた程度の低い書き込みに対して、
プロバイダの親会社にクレームをいれた。

そして、3日後に、そのプロバイダから連絡をいただいた。
とても真摯に対応してくれており、頭が下がる思いだ。
ちょっと感動した。

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この度はご連絡いただき、誠にありがとうございます。
●●カスタマサポート担当 ●● と申します。

ご返事までに時間をお掛けいたしましたことを深くお詫び申し上げます。

ご連絡いただきました情報を基に弊社●●の契約者の特定を完了いたしました。
当該者に対しては、苦情が寄せられている旨を伝え、弊社「IP通信網契約約款」に従い警告等の措置を取らさせていただきました。

なお万が一今後も同様な行為が行われるようでございましたら、 厳重なる措置を取らさせていただきますので、その際は大変お手数をお掛け致し申し訳ございませんがご連絡いただけますと幸いです。

この度は弊社契約者の行為により多大なご迷惑をお掛けいたしましたこと、誠に申し訳ございません。お詫び申し上げます。

ご連絡誠にありがとうございました。

●●サービスをよろしくお願い致します。
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驚くほどすばやく、納得のいく対応だった。
素晴らしい!
さすがは、通信大手のプロバイダである。

やはりプロバイダもスパムには頭を痛めているのだ。

スパムメールでは、アドレスが偽装されている恐れもある。
ドメインだけを見て、おいそれと送信先を決め付けることはできない。
大抵は、送信元を偽装しており、調べてみたら「127.0.0.1」ってローカルホストになっていたりする。
(送信先を偽装するといえば、オレからオレ宛にウイルスメールが送られてくることがある。これも困った話で、友人から「お前、ウイルスに感染してるぞ!」と苦情のメールがきたり…)

だから、スパムメールで送信元に苦情を出すことはためらわれるのだ。
今回の掲示板への書き込みは、プロキシを通している様子もなく、
そのまま、某プロバイダのIPアドレスであったので、プロバイダに苦情をいれたわけだ。

ただし、「どのような経緯で、御社提供のグローバルIPにて書き込みがされているか、その旨をお知らせください」
との内容にとどめている。
つまり、このIPすら偽装されている可能性も残しつつ、いや~な内容で苦情をいったわけだ。
ただ闇雲に文句がいえない。そこが、スパムの腹立つところだ。

「てめぇ、送ってくんな!」
「僕、送ってませんけど」ってこともあるわけでね。

今回、学習したのは、まずプロバイダに苦情をいう分には問題はないだろうということだ。
もし、それが捏造されたドメインやIPアドレスであっても、企業としては何かリアクションしてくれるだろう。

でもさ、それだけでも違う気がするな。
なんか自分が探偵にでもなってる気分で楽しいし、
これまでは、どこの誰から送られてきたかわからないスパムだったけど、少しはそいつの輪郭が見えてくるっていうか。

今回の奴隷商人くんは、やはり自分で契約しているプロバイダ経由から書き込みしていたのか、それいらい奴の書き込みは止まっている。